《お知らせ》ブログのURLがhttps://に移行しました。 ブックマークしていただいている読者様で改めて登録していただく必要はありません

劇場版シン・ウルトラマン ネタバレなし感想

まず、この映画は劇場で見るに値するか?

答えはYESです。

初見・古参・ニュージエネファン誰でも楽しめる様になっています。

 

テーマとして感じたのは、人間讃歌

ウルトラマンは敵なのか味方なのか?

我々人類は禍威獣に対抗するためにはどうしたらいいのか?

現実の世界ともリンクしている、脅威への抑止力は?

そんな投げかけをしているように思えました。

そして結局地球の問題に対処するのは、他所から来たウルトラマンではなく人間です。

 

シン・ゴジラの反省点が随所に見られた

内政のことはかなり省略されている印象です。

禍特隊に関係するシーン以外は描かれていません。

シン・ゴジラは過剰なまでに内政を描いていたため、正直退屈でした。

 

ウルトラマンの出し惜しみがない

CMではかなり勿体ぶって出てくる印象が否めませんが、そんなことはなく

劇中の半分の時間はウルトラマンが締めてます。

パンフによると、原作を知っている人ならニヤリとする仕掛けが随所にあります。

残念ながら私は記憶も消えていて、全然気が付きませんでした。

より深く楽しむなら、TVシリーズを全話見たほうがいいのかもしれません。

もちろん、逆に劇場版見てから入ってもいいと思います。

 

子供向けとか大人向けとか、媚びて作っていない

誰が見ても楽しめる作品というは、言うのは簡単ですが非常に難しい。

子供が見た場合、同じシーンで飽きてしまうことはなく、場面転換がテンポよく進んでいます。

大人が見た場合、現代のウクライナ情勢を考えさせられるような内容に頷ける重厚なものになっていると思います。

 

なろう系を真面目に描いたらこうなる

異世界転生してチートを手に入れたら、それで幸せ。なわけがありません。

そんな現実で起こるであろうしがらみが、随所に描かれています。

ウルトラマンだから幸せになれるのか? 驚異の力を持つものはどうあるべきか?

それを考えさせる作品にも思えました。

転生してウルトラマンになれたらいいなとか思ったことありますが、シン・ウルトラマン見たあとだと、躊躇してしまいますね。

 

おわりに

特撮好きな人でも、そうでない人でも、ドラマで楽しませてくれる作品だと思いました。

小恥ずかしい子供向けお約束もありませんので、家族で真剣に楽しめる映画です。