ラノベを毎日更新する。それが出来たらいいんですけど、私の場合は無理です。
というか向いてません。
理由は
・矛盾が必ず生じる
・訂正ができない(訂正なんて読んでもらえない)
・エタる可能性が高い
・ストーリーを練り込めない
・キャラの存在感が希薄になる
・私の目標はプロweb作家ではなく、プロ出版作家
矛盾が必ず生じる
プロットも書きます。ある程度形になると踏んでから書きます。
それでも細かい矛盾は必ず出てきます。
毎日更新しているとそれに気が付きません。
そもそも推敲という作業を完全にすっとばすのが毎日更新です
訂正ができない(訂正なんて読んでもらえない)
いちいち立ち戻ってどこが直されたのかなんて、読む熱心な読者はまずいません。
訂正箇所を別個で指摘してくれと言われるかもしれません。
高い完成度をいつも目指す姿勢で書いているため、これは受け入れられません
エタる可能性が高い
ほんとこれ
エタらないようにプロットを何回も書き直して挑みますけれど、
「あれ? つまんねぇな」「書く気が失せた」「他にいいネタが思い浮かんだ」
てなると一気にモチベが失せます。
最近はエタらせてませんが、浅い準備だとこうなりがち。
毎日更新は後戻りができないので、なおさらこれになる可能性が高い
ストーリーを練り込めない
思いつきで、第一稿のまま突き進むわけですからストーリーに厚みがありません。
量産されているなろう原作アニメとか見ても、物語の裏側で矛盾が生じまくっているとか多々あります。
面白ければそれでいいのですけど、これも私のスタイルに合いません。
裏側のストーリーも考えて書いてますので、第一稿のままっていうのは稀です
カクヨムで書いて落選した「鍔凪乙女」もかなりバックボーン練ってたんですが……、あればラノベじゃなくてキャラクター文芸でした。応募するところ間違えた
キャラの存在感が希薄になる
毎日更新していると、キャラの存在がステレオになります。
自分の口癖をキャラが喋ってたり……キャラが混ざったり……同じことしかしない、とかあります。
私の技量ではキャラの存在を維持しつつ毎日更新はかなりきついです
推敲段階で何度も直すのもストーリーよりも、ここですし
私の目標はプロweb作家ではなく、プロ出版作家
毎日更新の最大のメリットは収益を得やすいこと。
つまりプロとしてやっていけるかもしれないこと。
もちろん、出版社の目に止まって本になる可能性もありますが、甘くありません。
商品としての価値を見出してくれるのか、そもそも出版プロとしてやっていけるのか?
web毎日更新だって、食べていけるようになるのにどれだけかかるか?
それなら
不定期であっても書き溜めて、完成したものをカクヨムなりに公開しつつ公募にだしたほうがいいんじゃないか?
が私なりの結論です。
ただ、プロweb作家が伸びていく時代に入ったのかもしれません
いつか漫画同人誌のように、これだけで生活していけるようになる作家が出てくるかもしれません。
漫画同人誌だって始めの頃は食べていけるなんて夢のまた夢でしたが、今は商業誌で書くよりも収益が高い漫画家なんてたくさんいます。
小説家かそうなるのか、やはり出版のほうが手堅いのか
それは分かりません。
自分なりの道を探すしかありません。
気が変わって毎日更新するかもしれませんが、相当だめだめなものになりそう。
やるなら「鍔凪乙女」の続編しか考えられませんけどね。