http://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin/index.html
まずは公式サイトを貼っておきます。
原作のファンであり、アニメも毎週視聴してました。
ですから、アニメの実写化なんて原作クラッシャーという考えが
この映画を観た後でも根深いです
ただし、
「るろうに剣心」は、実写版るろうに剣心というジャンルを確立した作品であると、
強く主張します。
原作やアニメを安易になぞる手法ではなく、「るろ剣」の魂を継承しつつ、
実写でやるなら絶対にこうなるだろうという、
とても難しい課題を見事にクリアした映画になっております。
こういうことに挑戦した映画を数えきれないくらい知ってますし、見たこともあります。ですが、たいてい大失敗です。
「こんなものは、原作を馬鹿にしている」「監督はアニメを踏みにじった」という批判の的になります。
「るろうに剣心」は違います。
スクリーンの中に確かに剣心が居て、薫が道場を想い、弥彦が生意気に鼻を鳴らし、左之助が豪快に喧嘩をしている。
そこには、原作やアニメの剣心とは別だけど本物の剣心が息づいていました。
漫画を読んでアニメを観た時、誰もが違和感を感じます。
そしてどれだけ再現されているのか査定し、少しつづアニメを受け入れていきます。
実写版もそんな過程を経て、しかも最速で受け入れることが出来ました。
アクションに非常に力を入れているという謳い文句がありますが、
見ていて、大怪我した人が良くいなかったなと思います。
VFX処理でどうこうしているとかそんなごまかしではなく、剣と剣がそれこそ鼻先を擦るかどうかの間合いで
最速で振り合っているんです。
パンフにもありましたが、「誰も怪我をしない殺陣を目指す」とは全く間逆です。
最後の戦いはまさに達人同士の死合に見えました。
剣だけではなく剣心(佐藤健)の柔術も切れ味が鋭く、受ける側も真剣だったと思います。
ていうか、見ていて本当に痛そうでした。
動きが速く、目で追いきれるものではありません。
カメラの早回しでああなることはないです。
ソウルキャリバーVというチャンバラ3D格ゲーで遊んでいますが、血がたぎるというか、
本当に興奮できました。
観て損はありません。ブルーレイ待ちもよろしいですが、劇場の大スクリーンで
迫力の立ち回りを御覧ください