まるでテキストアドベンチャーを見ているかのような映画
事あるごとにキャプテンである主人公は選択を迫られます。
それらが後に重大な影響をもたらします。
「もしここで自分がこの答えを返していたら、どうなっていた?」
と妄想が膨らむ、SF心を心地よく刺激する作品でした。
若いが信念を貫き通すみんなのキャプテン
選択の答えは全て、主人公の信念に基づいています。
彼は誰かに言われて心を曲げたり、誘惑に乗ってしまうようなことはありませんでした。
若さ故の過ちももちろん犯しています。
監督が言うように、これは彼が一人前のリーダーになるまでの成長の物語でもあります。
だからこそ、未熟なキャプテンに皆がついていくのでしょう
SF好き古参のファンにと言うより、テキストアドベンチャー好きのゲームファンにお勧めしたい
先に書きましたが、主人公はじっくりと考える間も与えられず、
次々と重大な決断をしなければなりません。
それはまさにゲームです。
テキストアドベンチャー*1では、仲間の命運は選択肢一つで決まってしまいます。
幸運やスーパーパワーで逆転できることはありません。
私は、あの一瞬の選択のときに「きっとキャプテンであるゲームプレイヤーは、
何時間も長考したんだろうな」などと邪推してしまいました。
未来のテキストアドベンチャーゲームのヒントが、この映画に隠されているのかもしれません。
今までのシリーズを全く知らなくても楽しめましたので、予備知識無くてもOKです。