内容にオリジナルな部分は特になく、
だいたい原作どおりに、そして不自然にならないようにつなぎがされています。
映画化にあたって、ちょっとした裏ストーリーぽいところを入れているので、そこで一つの作品に仕上がった感じでした。
聖人の声優演技
違和感を覚える人は多いと思いますが、
監督があえて狙って素人同然の俳優にオファーしています。
見ているうちに「ああ、彼らはやっぱり聖人なんだ」と思えてきます。
感想
原作ファンで単行本全部読んでますが、それでも笑いはこみ上げてきます。
何度聞いても笑ってしまう、いわゆる『漫才』『落語』に近いノリかも知れません。
最近のお笑い漫才やコントは、「間」を雑に畳み掛けるようにしゃべり倒すものが多いですが、
この作品の聖人たちは、丁寧に「間」を折りたたんでいる感じですので、自然と笑いが出てきます。
また、ホロリと涙を誘うシーンがあります。
スクリーンの聖人たちを好きになったなら、きっと涙腺が耐え切れなくなるくらいの。
まさにイイハナシダナー
総称
ぜひ映画館で見て欲しいです。
特に効果音やBGMは、ギャグのキモにもなっているので体験して欲しいです。
挿入歌主題歌、ともにいい味出してました。たいてい蛇足で終わるのに、この曲なしでは劇場版は語れませんね。