私はこの映画をみて、情けない日本政府に腹が立ちました。
こんな残忍な目にあっている拉致被害者たちを、日本を信じる被害者たちを未だに本腰で奪還しようとしない。
日本が敗戦で牙をもがれ、己の領土すらまともに守れないことを被害者たちはおそらく知りません。
日教組によるマルクス主義教育の洗脳がようやく氷解し、十代の若い世代はありがたいことに、
真実の日本を、英霊たちの勇姿を知ろうとしてくれています。
「自国のため、平和のためなら、いざというとき立ち上がってくれる」
そんな幻想を今も信じていることでしょう。
日本いる、幸い拉致を逃れた国民はもう知っています。
「自国のため、平和のためでさえ、日本は立ち上がらない」現状を。
ようやく、令和になってから
自民党が防衛に対して敏感になり始めました。
しかし、相変わらず拉致問題は解決できず、表からみれば一歩も進んでいません。
国会では些末な問題で足を引っ張る野党が、我が物顔で闊歩しています。
そんな野党を黙らせ、憲法改正にも踏み切れず、超法規的措置で自衛隊を動かそうともしません。
……私は、めぐみちゃんが洗脳教育を受け、拷問を受け、田口八重子さんが我が子たちを思いながら母乳を捨てるシーンを見て、
そんな考えを巡らせていました。
悲しい物語に涙する人もいました。
しかし私は、怒りのほうが強かったです。
私も日教組教育を強く受けてしまった世代の一人です。洗脳がとけたのは、大人になってから。
拉致被害問題が大きくマスコミが取り上げていた、小泉政権のときは、恥ずかしながら他人事のように見ていました。
拉致被害者は少数だと思っていました。
今もそんな人は少なからずいると思います。
保守のみなさんがこの映画を見るのは当然でしょう。
でも、
本当に見てほしいのは、関心が薄い国民のみなさんです。
エンターテイメントとして編集していますが、
拉致被害の要点を的確にまとめた作品に仕上がっています。
私が観たのは、映画ファン御用達の小さな劇場でした。
でも、
東宝シネマやユナイテッド・シネマなど、全国の大型劇場で上映して、一人でも多くの人に見ていただきたい。
我々国民が大きな関心を示さなければ、国会議員は動きません
逆に言えば
拉致問題解決に本気に取り組む姿勢を見せなければ落選するぞ!
という想いが国を動かします。
その願いを込めて、筆を置きます。