退屈だった
この一言に尽きます。私にはこれが駄作に思えてなりません。
なんど途中で席を立とうかと思ったことか。
席を立った唯一の映画をレッドクリフにしたかったんで、そのまま退屈を我慢してみてました。
緩慢なストーリー展開
主人公の語りで話が始まります。
で、一時間くらい? さも何も起こらない退屈な日常を延々と見せられます。
こんなシーンいくらでも絵コンテで省けただろ! と思ってしまいます。
(確かに冒頭に不思議なシーンありましたが、数分だけです)
やっと展開したストーリーだったが
世界観の説明に終始しているとしか思えません。
クライマックスシーンを盛り上げるための布石何でしょうけれど、これまた退屈です。
明らかにやってることは非日常なんですけど、緩慢としててこの時どれくらい時間経ったんだと時計見てしまいました。
全く物語に入り込めなかったんですよね。
主人公たちのピーンチ!
クライマックスシーンに直接つながるシーンがやっとこさ現れます。
緩慢だった(良く言えば平和だった)日常が崩れ去ります。
ここまで席を立たずに見てくれた、新海監督ファン以外の人って何人いらっしゃるのやら。
クライマックス!
主人公は数々の困難を乗り越え、平和だった頃に培った絆に助けられ、思いを遂げます。
このあたりまで詰まらなかったらマジでフィルムごとデータ削除したくなりますが、
そこはまあまあの出来でした。
ただ、私は全く感動できませんでした。
緩慢すぎた長いシーンを未だに引きずってしまってました。
大団円
わかりますよ。主人公はこのために苦難を乗り越えてきた。
○○を捨ててまで守ろうとしたってことくらい。
だけど、本当に退屈すぎて、このシーンも感動できず、結局劇場を後にした時
出た言葉は、
退屈だった。
でした。
正統派の新海監督イズム? 「君の名は」がイレギュラー?
Twitterとか検索して評判みたら、やたら高評価。
「えぇぇぇ」と思ったんですが、こんな一文を見つけました
《薄めたカルピスよりも、原液をゴクゴク飲める「天気の子」は最高だった》
文は正確じゃないのですが、これを見て
監督ファンからすれば、これが本来の新海イズムなのかと。
私の感覚からすれば、「君の名は」のほうが原液に近かったですけどね。
これから見る人へ
非日常とか不思議なこととか、事件らしい事件とか、そういうの一切期待してはダメです。
主人公の日記が映像化されているんだな、くらいの気持ちで見てください。
新海監督の過去作品(「君の名は」除く)をみて、どういうテイストか予習しておくのもいいかもしれません。
合わない人が天気の子見るのはおすすめしません。
たしかに映像は綺麗なんですけど、それは映画の表面的な評価に過ぎません。やっぱ引き込まれるストーリーあってこそです。