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機動戦士ガンダムNT レビュー「まるで小説のような映画」

私が映画をレビューするときは、いつものようにネタバレを避けます。

なので、これからNTを見ようかどうしようか迷っている人の参考になれば幸いです。

 

「まるで小説」叙情的な映画

圧倒的な映像物量とダイナミックな音声で迫ってきていますが、

私が見終わって感じたものは、小説でした。

小説の最も得意な表現は、感性や心理を躍動的に描くことです。

映像にしてしまうと、どうしても動きが無くなってしまうため、映像化するときは監督の采配でオリジナルの場面を入れることが多いです。

ガンダム・人間・回想シーン含め、私には「動く小説」のように思えてなりませんでした。

全てが、剥き出しの感情や願望で動いていたからです。

ここまで本性さらけ出し続けるキャラたちも珍しいです(もちろん、腹内隠してるキャラもいますが)。

 

ざっとレビューを検索してみた所、作画が荒い、トンデモガンダムに辟易している。というものもありましたが、

(非常に私見的な事を言うと、皮《ガワ》だけ見ちゃダメ。映画制作側も皮を紀にしなきゃダメ。深く掘り下げてくれるであろう、は傲慢。一観客ならそれでいいけれど、レビューするならせめて深掘りしましょうよ)

ぶっちゃけて、技術が軍事により革新を繰り返していければ、そりゃ終着点はああなるわな。

てのがSFなんで、私個人的には許容できました。

原爆だって、南北戦争時代のアメリカが聞いたら「アーユー クレイジー?」と言うでしょう。

 

場面が回想と入交り、しかし前へ前へと進みます。

情報量が多すぎて、ちょっとついていけないところもあります。

パンフレットはほぼ瞬殺らしいので、円盤や配信を待って何度も見ないと、正しい評論は下せないと思います。

 

私個人としては、小説的ですごく面白かったなーという感想です。