見る前は、絶対つまんねーとか、王道からハズレてるとか決めつけてましたが、
劇場から出た時、頭を下げてすまんかったと思いました。
王道ド直球遠距離恋愛アニメでした
いわゆる「入れ替わりモノ」は古来からあり使い古されたネタです。
その隙間を縫うように作られており、「ああ、その手があったか」と膝をたたきました。
十回以上見たという人がいるのも、納得がいきます。これは中毒性が高いなと思いました。
好きな人は、毎週一回以上は見ないと平穏が訪れなくなるかもしれません。
ネタバレはしませんが、バレなしで語る場合、アンチの声が大きくなるのは仕方ないです。
なにせ、この作品の軸とテーマがネタバレに直結するためです。
記憶を失い、名前を忘れてしまうためタイトルがついています。
それには「秘密」があるのです。そこに観客は引き込まれます。
「秘密」を二人が乗り越えていこうとする姿に共感し感動します。
ときには、全く逆の反発も買うと思います。
映画のクライマックスになると、「秘密」が明らかにされ、すべての伏線が回収されます。
これがまた爽快感を観客に与えるものですから、たまらない快感になります。
まだ映画を見ていない、もしくはもう一度見ようと思う人は、主人公二人のどちらか一方のみに感情を寄せて見ることをオススメします。
途中、ダレるシーンがあります。多分これは計算ではないかと思ってます。
繰り返し見る人は、この退屈なシーンこそ注目するでしょう。
「秘密」を前にした二人はどうやって結ばれるのか?
最初はぜひそこに注目していただければと思います。