最近、ギャンブル依存症の話がホットワードになってます。
まず依存症になる過程を説明します。専門的な知識は持ち合わせておりませんので、
きちんとした論文が読みたい方は再検索をお願いします。
ギャンブル依存症の発症まで
1.
ギャンブルをする
2.
負ける。←これが絶対に必要
3.
負ける
4.
負ける
5.
とかにくひたすら負ける
6.
勝つ
7.
もっと勝とうとギャンブルする
8.
負ける
以下、1にループ
となります。
依存症にさせるためには負け続けさせることが絶対に必要です。
勝ち続けたら、そのうち飽きるどころか辛くなってきます。
すると長くギャンブルをしてくれません。
パチンコ・パチスロ(以下、パチ)には「如何にして上手く客に長く負け続けさせるか」という工夫が随所に施されています。
負け続けさせても客が打ち続けるようにさせる、パチの巧妙な罠
・リーチ演出からのハズレ(判定は既にハズレていますが、当たるかもと思わせる演出)をこれでもかと多彩なパターンで繰り返す。
・ド派手なアタリ演出(出玉は大したことがなくても、大当たりを祝福するような演出)一瞬で終わりますが、それをまた味わいたいために負け続けます。
大半が、ガセリーチ演出に脳内が麻痺していき「当たるかも当たるかも」と思わせて負けます。それがずっーとひたすら、短いサイクルで長時間に繰り返され、
ようやくアタリます。
すると脳内麻薬がぱーっと拡散され、非常に気持ちよくなります。今までのリーチの裏切りなんて忘れ去るくらいの快感が得られます。
そして、また負け続けます。ガセリーチに期待を込めてひたすら金を溶かします。
これらを繰り返していくとどうなるか。
丸一日勝てなくても座り続けるようになります。一万円の勝ちのために十万円、二十万円とスるようになります。
とうとう、一ヶ月勝てなくても一分間の勝ちで大喜びするようになります。
ここまで来ると後戻りできません。
打ってる本人は、負け続けさせられているカラクリなんて気づいていません。
たとえ気付かされても、身体が勝手にパチ屋に向かうようになります。
公営ギャンブルは、オッズ通りに買えば、比較的楽に勝てますので、依存症にはなりにくいでしょう。
ただし、大穴ばかり狙う人は依存症にかかりやすくなります。
依存症から抜け出す方法は、別の方法で負け続ける快楽を求めるのもあります。
高難易度ゲームをやる、強い人と意味のない格ゲー勝負で負け続け、たまに勝たせてもらうなど。
長く勉強をやって、いい点数を取る。
売れていない地下アイドルを応援し、メジャーレビューを後押しする。などなど
負け続ける快楽は人間に備わった本能のようなものです。これ自体なくすことは不可能です。
ただ、正常値に戻す努力なら出来るはずです。
でもパチンコ依存症をパチンコで治すことは出来ません。治す気持ちがあるなら、辞めたい気持ちを持つことです。そしてパチ屋に行ってしまったら、後悔することです。
そうやって少しづつ治していきましょう。