読者として
一行目で勝負してますか?
私は先の公募が初なため偉そうなことはいえませんが、読者歴ならそこそこあります。
小説は掃いて捨てるほどある世の中です。
無料で読めるものも含めると星の数と言っていいでしょう。この文化は海外でもあります。実際、海外のweb小説が読者の熱い支持を受け本になり和訳までされたSF小説まであります。
この本を手に取りましたが、一行目から面白い。こう思わせる投稿やプロの小説が一体いくつありますか?
一行目、多くても一ページ目で読者を惹きつけられなければ、絶対に金を出そうと思われません。少なくとも私は思いません。
どんなに話題になろうともです。
「いや、まってくれ。5ページ目や10ページ目から面白くなるんだ。そこはそれを見せる準備ページなんだ」と言う人もいるかもしれませんが、
だったらその面白くなるページを工夫して1ページ目に見せてよと。
カクヨムの投稿、とくに人気投稿と追われる★いっぱい付いている投稿読むと、
「なんだこれ」と読まなくなるものばかりです。
私の書いている小説もその中に入ってしまうかもしれませんが、少なくとも一行目で勝負してます。そこを読んで面白いと思われなければ、作品全体で負けたのです。言い訳の余地はありません。
現在、恋愛小説コンテスト(私が応募している部門)でトップを独占している作品があります。読みましたが、惹きつける魅力がありました。
負けないように、一番の作品を書かなければと思いました。
執筆の側として
求められているものは運営の趣向?読者の趣向?
エッセイとしょうして、愚痴を書いている作家さんいっぱいいます。主に運営に対して、そして場合によっては編集者にたいしてです。
運営や編集は読者の代弁者かもしれませんが、それに振り回されて書いてしまうと作品から魂がなくなります。
もしくは作者が疲弊して潰れてしまいます。
たしかにこれは運営や編集責任が大きいかもしれませんが、作家側も作品と読者のために舌戦という名のドンパチをするべきです
それが執筆活動に支障を来すなら、なんとかして移籍する必要があるでしょう。
プロになるということは、乱暴な言い方をするなら利益を出さなければならないということです。そして出せない作家は切られます。
私の大好きな荒木飛呂彦先生は、最初編集はいい顔してませんでした。奇跡的に理解ある編集に巡りあえ、頑張ってくれたので今がありますが、こういうのは幻想に捉えなければならないほどの例外でしょう(「荒木飛呂彦の漫画術」より)。
良い編集や運営に巡り会えるかどうかは大切ですが、そもそも根幹である作家自身が売れるもの面白いもの書けなきゃ、無慈悲に蹴られます。
また、作品を貶されても「それを糧にして面白く出来るぞ、やった!」くらいのポジティブさ図太さは絶対必要です。
偉そうなこといろいろ書きましたが、
後戻りできなくなりました。これで受賞できなかったら笑いものです
一応、カクヨムweb小説大賞にも応募します。