キャラクター
全員がキャラになりきった、というより、キャラ+俳優という感じでした。
寸分たがわない再現を目指したのではなく、
きっとオカリンが実在したらこんな感じなんだろうな、と俳優がアレンジした感じです。
ですが、とてもリアリティがありました。
ただ、
紅莉栖のおっぱいが大きいというのは、おそらくそういう世界線なのでしょう。
台詞をしゃべる時、あえて似せているキャストもいましたが、
似せていなくても、時々同じ声に聞こえてしまう時がありました。
日々の稽古と俳優の持っている演技力がそうさせたのだと思います。
舞台設営
一つの設営で全ての場面を再現していました。
もちろん珍しい手法ではなく、よくある舞台のひとつです。
模様替えで原作舞台を忠実に再現するよりも、没入感を優先したのだと思います。
あの形に到達するのに非常に長い苦悩と月日があったんだなと思います。
大きな視野や小さな視野を駆使して、様々な場面を見事に再現していました。
無駄な箇所が全くなく、機能的に美しい設営だったと思います。
ストーリー
全てのルートを合わせると1000ページに及ぶ台本と聞いています。
千秋楽はどこのルートだったのか、あえて伏せておきますが、
アニメでは再現されなかったシーンを、直球で表現、しかも補完までしていて、
これが完成された●●ルートだ!と歓喜しました。
重要な場面と削ってもいい場面の選定は、かなり苦しかったと思いますが、
見事に違和感なくつながっていました。
舞台を見る機会が殆ど無く、映画やアニメくらいしか見ません。
つまり舞台を見る目が肥えていません。
きっとこのシュタゲ以上の素晴らしい舞台もあるとは思いますが、
私はこの舞台に100点中100点満点をあげたいと思います。
DVDが発売されるそうなので、今から楽しみです。