今回は、ネタバレ込みでないと感想が書けないのでご容赦ください。
歌がテーマ?
歌が大きな題材になっているため、「マクロスのようだ」という感想がちらほら聞こえて来ました。
ですが、"禁書"で歌を取り上げたのはこれが初めてではありません。
歌と魔術詠唱は切っても切れない関係にあるので、これまでもちょくちょくそういうシーンが入ってきました。
今回は、それが壮大な奇跡の力を生み出しているため、どうしてもマクロスと被ってしまう。
私も正直、そう思いました(後からストーリーを振り返って少し違うことに気づきました)。
歌が何らかの力を出していたのは間違いないようで(でなければ当麻だけが大怪我したりしない)、それが聖者に近いレベルになるとああなるのかなと。
でも、歌がテーマというより、人々の切なる祈りがひとつになったら起こせる奇跡
それがテーマであるように思います(パンフ見てませんので、推測です)。
歌はその形の一つと思います。
サービスシーン
お風呂シーンとか下着とか裸いっぱい出て来ました。
それは"幻想殺し"によって女難の相を持ってしまった当麻様のなせる技でしょう。
コスチュームもなぜかセクシーなものばかり。
"とある"ではいつものことなので、気にはしませんが。
魔術vs科学
原作を読んでいないのでアニメでしかわかりませんが、記憶が確かなら
魔術と科学兵器が直接対峙したのはこれが初めてではないでしょうか。
今まで当麻を介してでしか交わることはなかったので、それ以外で交戦したのは新鮮でした。
奇跡を否定する、その幻想をぶち壊す!
当麻の必殺パンチ、説教を垂れ流した後に"幻想殺し"の右拳で殴り飛ばしました。
また、女の子ですよ。これで何人の女の子を殴り飛ばしたんでしょうね。
奇跡というのはみんなの努力の先に起きるもので、安っぽい偽善的なものじゃないということですが、
個人的には納得です。
一方、超電磁砲チームは
美琴のレールガンが二発も発射されるので壮観です。
インデックスと組むのではなく美琴と組んだほうが戦闘力は遥かに高くなると思うのですが、当麻は安心の美琴置いてけぼり。
"禁書"では姿を一度も見せたことなかった佐天さんが出てきたのはびっくり。
地球の北半球を破壊する規模の宇宙エレベーター倒壊を阻止するという役割分担はよく出来ていると思いました。
結局タイトルに偽りなしの内容だった
ということになりますね。
歌で奇跡を起こすアリサの存在そのものが奇跡から作られた存在。
最初から奇跡をずっとテーマにしていた物語でした。
歌がテーマだと思うと今ひとつですが、そのように考えて観ればかなり良く出来た映画だと思います