クトゥルフ神話が流行っているらしいですが

たまにはキャリバーから離れた話題を。


ググれば、これがどういう物語なのか分かります。
ただ、wikiペディア見ても、なんか複雑にまとめているので簡単に言うと、
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトていう小説家が脳内ででっち上げたホラー神話が元祖になってて、
あまりにもリアリティがあるため「これ本当に存在するんじゃね?」
とキティガイじみた人々まで出始めて
世界中を席巻しました。


で、この世界で冒険したいと思い立った信者たちが
テーブルトークRPGとして世に送り出し、これまた大ヒット。
恐怖と狂気に落ちいていく様を数値化するSAN値システムが好評を博しました


テーブルトークRPGてなんぞや?
これを説明するのがまた大変で、百聞は一見にしかずというわけで、
別のゲームになりますが、プレイ風景が動画にあります。
http://www.ustream.tv/recorded/22104614


前置きが長い!
で、何が言いたいかというと、
ホラー神話クトゥルフが、なんかあまりにも軽くなっていやしませんか?
てこと。
まず、小説第一巻を読んでください。
ニャル子みたいな、お手軽なお話じゃありません。
で、
クトゥルフの呼び声」というTRPGのシステムのキモである
SANチェックについて解説します。


ベーシック・ロールプレイングというシステムなのですが、
それは置いといて、
普通の人間のSAN値というのは、また、たかが12とか多くても18くらいです。
間とって、ここではSAN15にしましょう

SANチェックについて解説
100面ダイス(10面ダイス2つで10の位と1の位を表してもOK)をふります。
出た目が、SANの数値以下なら成功です。

15じゃまず成功しません。
なので、死体を見た時など軽い恐怖の場合は数値を5倍にして計算します。
つまり、75以下の目を出せば正気が削られることはありません。

しかし、
ニャルラトホテップに出会ってしまいました。
闇の眷属、いわゆる神々の一人なので、姿を見た人間は、
それが可愛らしかろうと、少なからず正気を失います。
では、SANチェックします
神々なので、数値を倍加するなんて甘いことはさせません。
15以下を100面ダイスで出す必要があります。
(凶悪でグロい眷属の場合、SANの1/2でチェックすることもあります)

…まず成功しませんよね。
運が悪けば、SAN値は10以上削られます
人間でいえば、とても正気を保ってられる状態じゃありません
挙動不審な行動を取ったり、突然叫んだり、自殺したりなど、
精神病棟行きです。

そして、SAN値は余程のことがない限り回復することはありません。
(宝くじ前後賞が五回連続あたったとか、弾丸が脳を貫いたのに奇跡の生還を果たしたとか、そういう幸運が必要)
ですから、
SANチェックをすることは、ダメージを受けるよりも恐ろしい行為なのです。


で、あのアニメに当てはめると、
あの主人公のSAN値は常人を遥かに超えています。
神を見慣れることは不可能なので、ニャル子と顔を合わせるたびに
SANチェックを強いられているはずです。
もしかすると、
とっくの昔にSAN値はゼロなのかもしれません。
彼は、
誰にも見えない世界に向けてブツブツ言いながら、
隔離精神病棟のベットにうずくまり会話しているだけかもしれません。


これは
ただの懐古厨の言い分にすぎないかもしれません。
でも
傑作伝奇ホラー神話ノベルが、ああいう形でライトに表現されるのは、
ちょっと抵抗があります。
一度は
原作小説読んで、それからニャル子見るのもいいんじゃないでしょうか。
ちょっとだけ視点が変わるかもしれませんよ。