お相撲さんがよくやる四股踏み
場所でやるのと稽古でやるのとでは、やり方が違います。
稽古でやる四股踏みは、体を鍛えるとき、かなり手軽です。
太るのでは?
という心配は無用。
力士が太っているのは、半分根性です。
日々の血の滲むような稽古で太るのはほんとうに大変なのです。
我々一般人は仕事で食べて太るなんてことはないのです。
つまり
力士の稽古と同じことをやれば、嫌でも痩せます
でも、全部やるわけにはいきません。
第一、教えてくれる人もいなければ、付き合ってくれる人もいない。
それに体力が持ちません。
そこで四股踏みです。
力士は1日200回はするそうですが、我々はそこまでしなくていいです。
気楽にやりましょう。
場所の取組前の四股は、儀式を兼ねたものですので
真似をしてはいけません。身体を壊す可能性があります。
今からお教えするのは稽古の四股を簡略化したものです。
- 肩幅より広く、ガニ股に立ちます。
- 手は太ももに乗せます。
- 脚を上げます。このとき、体重を軸足に置くようにして、自然と脚が上がる感覚でやってください。
- ヘソの下当たりに力を入れるようにするとうまくいきます。
- すぐに足を下ろすのではなく、しばらく片足で立ちます。辛くなったらゆっくりとおろします。自分のペースで構いません。
- 軸足を切り替えて、同じことをやります。
注意
足をドスンと下ろしてはいけません。
ゆっくりと静かに下ろします。
脚は伸ばさない
軸足も上げ足も、やや曲がった状態で。それが辛い人は伸ばしても良いです。
姿勢はやや前かがみ
視線は前を見て、自然な構えでやります。
回数をこなすのではなく、足をあげる時間を伸ばすことに集中します。
慣れないうちは一回も出来ないかもしれませんが、
効果はすぐに現れます。
日常でふらつき気味だった脚が、がっしりしてきます。
太ももの筋肉は大きい部位の一つです
(最も大きい筋肉は背中の僧帽筋です)
シェイプアッププログラムに下半身強化が多いのは、ここを鍛えることで得られるカロリー燃焼効果が高いからです。
でも、続けるのは大変です。
器具もお金もかかります。
四股踏みなら、何も要りません。
気合も要りません
(もちろん頑張れば、すごい成果が得られますが、疲れて続けられなくなったら元も子もありません)
最近、著名なスポーツ選手が相撲の鍛錬を取り入れたトレーニングを実践してます。
マイペースにゆっくりと続けていきましょう