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おそらく効果があった速読法

世界一分かりやすい 速読の教科書  /著  斉藤英治


今まで速読の練習をしてまして、
参考にしていた本のタイトルはこれです。


結論からいいますと、成果はありました。
読んだ本の大まかな内容などを覚えていますし


細かいレビューです。
容赦はしません。それが速読を習得したいと思う人達への
礼儀です。


まず、
既存の速読法とは一線を画してます
よくあるのは「右脳式速読法」と言われる
文字をひたすら眺めて記憶し読むという奴です
(8の字にみるとかていう)
この本はそれを否定しています。
右脳を使うということは変わりませんが、使い方が違います
右脳は文章描写の為に使う
ことを強く薦めています。


簡単に説明しますと
(Twitter読んで下った方には繰り返しになりますが)
「コップが割れた」
という文があるとします。
従来の速読なら、これを丸コピーしてしまうだけです。
この本の場合、それを想像してコピーするのです。
文字を一句づつ読むのではなく、
左脳で文を理解し右脳でダイレクトに映像を浮かべるのです


普通の義務教育を受けてきた人たちが、
より複雑な文章を映像にして理解してしまうなんてことは、
まず不可能です。
よほど想像力豊かで、頭の回転が早くなければ
速読どころか、普通の読書すらままなりません。


それを可能にするのが、付属する「高速音声CD」と一週間のカリキュラムです。
このテキスト通りに訓練しました。
結果、本当に出来ました。
まだ完璧ではありませんが、文章を眺めるだけで映像が浮かぶようになりました。


3倍・4倍・10倍の三段階の朗読を文章を見ながら聞くのです。
文章の内容は哲学的なものを多分に含んでいるので
生理的に受け付けない方はオススメできませんが、それほど難解なものでもありません。
小学生高学年程度ならだいたい分かると思います。


10倍?
と私も最初は思いましたが、慣れとは恐ろしいもので、
完全に調教されましたw
もちろん、最初に言ったように読むのではなく
観た文を映像化する作業です


ビジネス書や参考書のようなものにはうってつけです。
理解と作業が非常に早くなるので、効率がよいのです。
理解するということは、自身のビジネスライフ(スクールライフ)で成果を発揮できるということです。


ただし、向かない本があります
小説などの物語です。
「不必要な文章は飛ばしていく」というスタイルのため、
物語を追わなければならない本には少々不向きです。
それでも、ものすごく早く読めるようになりますが
(例えば、最初は理解出来ない世界観も理解できるようになると、すぐに映像化できるから二巻目からはスイスイ読めるようになる)
身近なことを題材にした小説なら
もっとも早く読めてしまうでしょう。


左右の脳をフル活用して読むのがこの本です
「頭の中で音読せずに文章を理解する」という
離れ技を手に入れたいなら、ぜひ一読してみてください。
大きな書店なら大抵手に入ると思います