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こんにちわ
昨日はゴールドについて少しだけ触れたので、それを。


金の延べ棒(地金)は純度と産地と通しナンバーを必ず刻印しなければなりません。
これは国際法で定められています。
純度は100%を最大値に、ゼロコンマ二桁まで表記します。
実際
100%純金の金は存在しませんので、99.99%あるいは99.98%になっています。
でも
中には%ではなく、k(カラット)で表記するものがあります。
日本語でいう18金とか14金とかです。
24kが純金ですが、0.01%くらいの誤差は認められています
18kは、金の他に強度を増すために他の金属を混ぜた合金で、もっとも宝飾に適していると言われています。
14kは、混ぜすぎた合金で価値は下がります。*1


産地
英語で刻印されます


通しナンバー
偽造などの犯罪防止のためふってあります。同じナンバーは存在しません。


続いて
何故地金を持つと資産運用になるのか?です


地金は先物取引で売買されている商品で、価値が安定している商品です。
暴落することもないですが、跳ね上がることも余りありません。
手元においておけば、
売るだけなので、もしもの時に売却すれば助かります。


それからその値段を決める先物取引についてです。
悪いイメージしかないと思いますが
ガソリンや貴金属や穀物の値段を決めるためにはなくてはならない市場です。


大体一年後までの先の月の値段を予測して買ったり売ったりするので
先物といいます。
(先物取引は、半年以上は経済学と商品について勉強し、リスクを承知の上で、
先物のルールを熟知して行わないと、死滅します。お勧め出来ません)


三ヵ月後の金の取引をするとしましょう
その値段は今、キロあたり1000円とします。
では、一口買うことにします。
(元本保証など細かい内容があるのですが、今回は除外します)
商品は手元に置く必要はありません。
欲しいなら
三ヵ月後に購入となります。
その三ヵ月後に金の値段が1300円に上がったら、差し引き300円の儲けです。


でも、「金の値段が下がるかもしれない」と思ったらどうしましょう。
株なら諦めますが
先物の場合「売り」という宣言が可能です。
三ヵ月後に1000円の予定の金を売ります。
そして
三ヶ月経過しました。
貴方の予想通り、金の値段は700円に下がりました。
あなたは三ヵ月後の金を700円で買い戻し、差し引き300円手元に残ります。
1000円で買い戻すはずだった金が700円で買えたのですから、
300円手得したわけです。


こんな感じです。
地金は先ほども言ったように、値段の乱高下がありませんので
手元に置いておき、もしもの時に売れば良いと思います。


万が一先物に手を出して「追証なんですけど、追いかけましょうよ」とか言われたら、潔く諦めましょう。
先物取引業者は追証で金儲けをするヤクザのような企業だと思って
間違いありません。
元本が割れたら、数十万損をしても諦めてください。
追いかけて元を取り戻せる保障なんてありません。
「見切り千両」
という故人の言葉があります。

*1:パーセンテージではなく、四桁の数字であらわす場合もあります