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格ゲー用語 グラブルvsを始める人に向けて

格ゲーは宇宙語満載です。

困惑する前に、知っておいていい用語を書いておきます。

なお、すでに格ゲー用語辞典は別のサイトにありますが、ここでは初めての人向けに書きます。

 

A/B/C/D

攻撃ボタンのことです。アークシステムワークス(グラブルVS作ったメーカー)は主に、このボタン配列でゲームセンターに格ゲー置いてます(グラブルVSのゲーセン展開は不明ですけど)。

デフォルト(何も設定していない)ボタン配列でいうなら、

□=A=弱攻撃、△=B=中攻撃、○=C=強攻撃、x=D=特殊技

となります。

他のアークゲーやKOFに慣れている人は、ABCDでコマンドを表す傾向にあります。

実際にシカクというよりAと言う方が短いですし、言いやすいのも確かです。

 

コマンド技

方向キーとボタンを組み合わせ。単にコマンドともいいます。

略称は「コマ」

「コマテクが凄い」とは、コマンドテクニックが凄いという意味です。

 

ガード

方向キーを対戦相手のいる位置の逆方向にいれて、ダメージを受けないようにする構え。

グラブルVSでは、押すだけでいいボタンガードもあります。

 

コンボ

英語でCombo。攻撃が連続でヒットしている状態、あるいは連続技の名詞。

画面に2HIT など表示されることがありますが、それがコンボです。

格ゲーはコンボが出来ないと、まとまったダメージが取りにくいと言われており、敷居を高くしている要因の一つです。

グラブルVSの場合、他のアークゲーのような精密なコンボルートは必要ありません。

 

通常技

攻撃ボタンを押しただけで出る技のこと。

広い意味では、必殺技(アビリティ)・奥義・解放奥義以外の技全般を指します。

しゃがみ攻撃は、厳密に言えばコマンド技になりますが、演出も地味でダメージも大したこと無いので通常技に分類されます。

 

波動/昇竜

世界一有名な格ゲーストリートファイターシリーズのコマンドのことです。

波動は、方向キーを下から右横に回します。

昇竜は、方向キーを右→下→斜め右下に入力します。

応用として、真空波動があります。

これは初心者にはかなり難しく、波動コマンドを二回素早く入れなければなりません。

グラブルVSには簡易入力が用意されているので、真空波動を成功させるために何時間も練習しなくていいですね。

 

236A/623B(に、さん、ろく、エー/ろく、にー、さん、ビー)

カッコは読み方です。にひゃくさんじゅうろく、と読んでしまったあなた。ようこそ格ゲーの世界へ。

これはテンキー表記で表されたコマンド入力レシピです。

テンキーは、

789

456

123

という配列になっています(電卓と逆です)。

これをもとに、236Aを表してみます(青数字が方向キーの位置を表現します)

789

456

123

789

456

123

789

456

123

Aボタン押す

……つまり、波動コマンドですね。

同様に昇竜も

789

456

123

789

456

123

789

456

123

Bを押す。

 

となります。

初心者には最初の壁が波動、次が昇竜です。

おそらくですがRPGモードでコマンド入力のコツが出てくると思います。

簡易入力の場合、昇竜コマンドはないので、波動だけ練習すればいいと思います。

また、

このテンキーによるコマンド表現は慣れるととても便利です。コミュニティ掲示板でも相手に簡単に伝わります。

海外にも通じます。

なお、コマンドを表す場合はキャラクターが1P(左側で右向き)の時のままにするというお約束があります。つまり2Pのキャラのコマンドを言い表すときも、1Pのままで言わなければなりません。ちょっと面倒ですが、これも慣れです。

 

キャンセル

これで格ゲー用語は最後です。

できるだけ分かりやすく表現します。

剣で切った後、トドメに必殺技を出したいと考えたとします。

剣を振り下ろしたら、必殺技を出すまでに剣を構え直さないとなりません。

これが普通の人の動きです。

でもこれは格ゲーであり、グラブルの仲間たちは超人です。

 

剣で切った瞬間、振り下ろして戻す動作をすっ飛ばして、必殺技を出すことが出来ます。

この「動作をすっ飛ばす」ことが、キャンセルと呼ばれているものです。

これをすることで、通常技から必殺技にスムーズにコンボが繋げられます。

プレイヤーは特別なことはしなくていいです。

通常技が出ているときに、アビリティを出せばすっとばせます。

 

 

以上です

言葉だけで退屈だったかもしれませんが、これでおおよその会話や格ゲー配信で言っていることは分かると思います。

まだまだたくさん用語はあります。それはみなさんが慣れてからでいいでしょう。

それでは対戦で会いましょう

Medium 霊媒探偵城塚翡翠 レビュー・すゝめ

このミステリーがすごい! 第一位」

本格ミステリー 第一位」

 

これ、とっても胡散臭く思ってしまう私です。

感心して立ち読みすると、プロローグから「読ませる気ないんじゃないの?」て言うくらい平凡以下のものばっかり。

なので大抵買いません。

出版社がランキング操作しているのか、という疑いもいつも持ってます。

本屋大賞だけは別です。あれは操作しようがありません。

 

今回扱う小説は、立ち読みからして読みやすく読ませてくる力があり気になっていました。

が、霊媒翡翠がとっても胡散臭かった(なまじ自分に霊感あるのかいかん。夢が持てない)ので買うのは躊躇いました。

ですが、ブックパスで1000円分当たったので、じゃあハズレ覚悟で読みますかと相成りました。

 

読んでいくと、主人公香月の推理が稚拙でラノベかと思ってしまいます。

この本のジャンルは「文芸・ミステリー」に該当するため、多くの人は立ち読みで離れていったでしょう。

制作側がそのリスクを考えなかったはずはないです。

これは実績がある作家だからこそ打てるトリックです。

新人公募やレビューしたての作家がこれやったら一発アウト。よくやったと思います。

 

なぜこんな幼稚な推理と胡散臭い霊媒師バディで、「ミステリー一位」に選ばれたのか?

やはり出版社の工作なのか? それとも何かあるのか?

ここからすでにミステリーです。

 

最後まで。本当に最後の最後のところまで読まないと、分かりません。

これから読む読者にネタバレはしません。

ただ、「全ては伏線。冒頭からあなたの推理脳をフル活用してください」というアドバイスは差し上げましょう。

 

読了した今では、最高とは言えなくても最良のミステリー小説だと言えます。

一位に輝いたのは納得いきます。

 

あえて苦言を述べるなら

やはり冒頭のフックがあまりにもリスキーです。「ミステリー一位」の看板がなければ誰の目にも止まらなかったでしょう。

作家のファンがじわじわと口コミで売れるにしても、文芸なので限界はあります。

最後のシーン。

あまりにも台詞が多すぎます。ミステリーの王道を思いっきりぶち壊しながら進んでいくため、面食らう人もいるかも知れません。

どんなシーンなのかは、読んでのお楽しみです。

 

そして、これはごく一部の方、とくにプロ作家志望の人にしか影響はないのですが、

この本を参考にしてはダメです。

この本の構成で成功したのは、作者に実績があり宣伝効果があったからです。

ここまで小説の王道をぶち破って、なおまとめ上げた作家相沢沙呼に敬意を賞しますが、新人が参考になるものじゃありません。

まあ、概ねミステリーなんて誰かがやったトリックは二度と使えないと言われるくらい厳しい世界ですからね。

 

今までにないミステリー小説とは私では言うことが出来ません。

ほとんどこの手のジャンルを読まないからです。

でも、そんな私でも最後まで読んでびっくりしました。

ミステリー脳に自信がある方、あるいは平凡な方、両方にオススメできる稀有な作品です。

おすゝめです。